1700「どんぐり問題、こりゃ大変だシリーズその2」

久々に塾長さんを悩ませてくれる問題に出会いました。

その問題とは

「<0MX20>きょうは くじらの うんどうかいの ひです。しんたろうくんの くじらも でます。あかいくじらと あおいくじらに わかれて きょうそうします。あかいくじらが あおいくじらより 3びきおおいので みんなでくじらは19ひきいます。では、あかいくじらは なんびきいるのでしょう。」

 

1Y君がトライしました。

青いクジラ1匹、赤いクジラ4匹をまず描きました。

 

よしよしです。

 

問題はこのあとです。

 

Y君と

「赤いクジラは青いクジラより3匹多く、合計は19匹。」

このことをもう一度確認してからこの続きをやってもらいました。

 

しかし残念ながらY君は青いクジラを14匹も追加で描いちゃいました。

赤いクジラと青いクジラの数は合います。

だけど当然差は合いません(以下の写真です)。

こりゃ、大変だですね。

 

1のこの時期、

この問題は解けてほしい問題です。

最初に数の関係があります(赤いクジラ4匹、青いクジラ1匹でその差は3匹)

この関係を崩さず数を増やしていく。

赤いクジラが1匹増えれば青いクジラも1匹増やさないと関係が崩れる。

このことを分かってほしい、実感してほしい。

 

ということでもう一度やり直しました。

青いクジラ1匹、赤いクジラ4匹から再スタートです。

 

常に赤いクジラが3匹多いことから赤いクジラ1匹増えると、青いクジラも1匹増やさなければならない。このことを実感してもらうために赤いクジラ1匹描くとお次は青いクジラを1匹描いていき、合計が19匹になるまで描いてもらいました(以下の写真です)。

ABの関係がまずあり、

そのあとAの事象が変わればBの事象はどう変わるのか。

これは算数文章問題を解くにあたってとても重要なことです。

このことは小学生低学年から考えていくべきことがらでしょう。

 

だから敢えて「分からん帳」行きにせず

アドバイスしながら実践してもらいました。

 

Y君のこれからの課題は、

観察力をつけましょう、

イメージ力をつけ、それを絵図にできるようになることです。

これからの彼の成長が楽しみです。

 

 

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