1738「お母さん、世間の小学生はこんな算数文章問題を解いているんですよ、驚き桃の木山椒の木ですよ。」

 

ということで、お母さん、

今日は一緒に算数文章問題「どんぐり問題」を解いていきましょう。

 

そんな暇はないわ、

私はしなくていいの、子どもだけでいいのっていうお母さんは、

飛ばしてくれていいです。

この問題を解いてくれた小5Sちゃんの作品はあとから紹介します。

 

解いてみようと思った殊勝なお母さん、

まずは紙と鉛筆を用意してくださいね。

用意できましたか、では行きます。

 

   売虎君が使っている時計は、

3分で長い針が1周りするウルトラ時計です。

 

ウルトラ時計?

3分タイマーみたいなものですね。

「ウルトラ時計」の製造者になったつもりで、

想像して絵にしてください。

 

 

描けましたか?

えっ、まだですか。

じゃあもう少しお時間を与えます。

じっくりと丁寧に取り組んでください。

あっ、お顔はニコニコしながらですよ。

笑う門には知恵来たるってね。

 

では次に行きます。

   「売虎君のお昼ご飯はいつもウルトラ饅頭です」

 

もみじ饅頭じゃなくてウルトラ饅頭ですよ。

ウルトラ君はご飯を食べなくて饅頭なんですね。

ひとつでいいですからウルトラ饅頭を描いてください。

 

はい、描けましたね。

おいしそうなウルトラ饅頭ですね、

さすが毎日ご家族のためにお食事を用意してるだけのことはありますね。

感謝です。

では次です。

   売虎君はいつも長い針が30度進むごとに

ウルトラ饅頭を2個ずつ食べます。

 

少し算数ぽっくなってきましたね。

長い針が30度ですよ。

30度って体温じゃないですよ。

この体温なら体は冬眠状態?

いや命が危ないですね。

くわばらくわばら。

 

30度って、通常の時計ではどの位置に来るんでしょうね。

何言っているのよ、塾長さん、ここでしょ。

はい、すいません、お見それしました。

 

1周が360度、

その半分が180度、

も一つ半分が90度、

ほんでもって30度は、その1/3ですね。

 

分かるかな?

通常の時計では、「1」の位置ですね。

 

では、その位置においしいそうなウルトラ饅頭2個描けたことでしょう。

 

まだ食べてはいけませんよ。

では次に行きますね。

   今日は、お昼ご飯に215秒をかけて饅頭を食べました。

 

最初に描いたウルトラ饅頭2個を215秒かけて食べたんではないですよ。

30度進むごと」でしたね。

ではこのことを絵にしてくさだい。

慌ててはダメですよ。

じっくりとウルトラ饅頭を食べていることをイメージしながら

ウルトラ饅頭を描いてください。

 

どうですか、次第にお腹が満たされてきましたか。

「こんなにもいらない。」って言わないでくださいね。

 

どう描いていけばいいのか分からなくなったお母さん、

大丈夫ですよ、③が描けたのなら

それを続けていくだけですから。

 

だけどここで問題が発生するんですね。

215秒って

私が描いたウルトラ時計のどの辺りになるのかしらってね。

 

そうなんですね、そこがポイントですね。

30度っていったい何秒のことかしら。

 

不安になってきましたか。

それとも、

簡単だわ、私ってまだまだ捨てたもんじゃないわ、

って悦に入っていますか。

 

はい、お時間ですよ。

最後の問題文です。

   今日の売虎君のお昼ご飯は何個のウルトラ饅頭だったでしょう。

 

正しく絵を描けたお母さんは

あとはそのウルトラ饅頭の数を数えるだけですね。

 

正しく描けなかったお母さんは、

悲しがることはないです。

なぜ描けなかったのか、考えましょうね。

できなかったときの方が、ラッキーと思ってください。

できなかった問題ができるようになった、

私は進歩したんだと、喜ぶべきですよ。

 

お疲れ様でした。

がんばったご褒美に

塾長さんが用意した「あひる饅頭」をプレゼントします。

 

今日の主役のSちゃんにもこんな感じでこの問題を解いてもらいました。

ウルトラ時計問題は好きだと言って張り切ったSちゃん。

作品をどうぞ。

問題文に沿って頭をはたらかせ、

それを絵にして、

また考える、

そしてまた絵を描く、

右脳と左脳を上手に取り入れた「どんぐり問題」、

地頭を鍛えるにはもってこい、どんとこいですね。

 

ご家庭で「どんぐり問題」に取り組んでいるお母さん、

この問題ならどうやって取り組めばいいのかお悩みなら、

いつでもお問い合わせください。

今回のようにブログにして解説したいと思います。

 

今日の問答。

「二人の男の子が家の煙突を掃除しました。

一人は顔が真っ黒になって、

もう一人は顔にまったく煤煙をつけずにきれいな顔でした。

あなたは、どちらの男の子が顔を洗うと思いますか。」

タルムードより

 

御拝読ありがとうございました。

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