1746「絵で解く算数文章問題の取り組み方はこれでいいの?」

 

「どんぐり問題」の取り組み方について。

年長さんや低学年のお子さんの「どんぐり問題」の

取り組み方について少しお話したいと思います。

 

異論もあろうかと存じますが、

塾長さん、一個人の考えなので、

こういう捉え方もあるのかと思ってくだされば幸いです。

 

いきなりですが、お母さんに問題です。

「半径3㎝、母線の長さが5㎝の円錐があります。

この立体の側面積はいくらでしょうか。求めてください。」

 

答えられたでしょうか。

即答できるお母さんはうちの塾で働いてください、

お願いします。素晴らしいです。

 

なぜ解けないか、

考える力がないからですか?

そうではないですね。

 

「半径3㎝の円?」

「母線って?」

「円錐って、とんがりコーンみたいな形?」

「立体って?」

「そそそ、側面積って何?」

 

仮に以上の用語の意味は分かっていても、

扇形の面積の求め方を知らないと解けませんね。

 

だけど、

別に「考える力」は関係ないでねす。

ただ単に、「算数用語」または「数学用語」を知らないだけです。

 

そういった用語の意味を正しく理解できていないと、

考えることもできません、

考える以前の問題ですね。

 

同じことが

年長さんや低学年のお子さんが取り組む「どんぐり問題」にも言えます。

 

「足す」「引く」「~より多い」「~より少ない」

「~の倍」「~の半分」「~の3倍」

「~の半分の半分」「~ごと」といった

「算数用語」を理解していないのに、

そういった言葉が出ている

「どんぐり問題」をいくら解こうとしても解けません。

当たり前ですね。

なにせ「算数用語」が分からないのだから。

 

じゃあ、なぜ

算数用語が不確かな子どもたちに「どんぐり問題」をさせるのですか?

といった疑問が出てくると思います。

 

ズバリ言いましょう。

こういった「算数用語」を視覚でそして頭で理解し実感するためです。

算数用語の習得を絵で習得するということ。

だから、算数用語を理解し習得する段階では

考える力もクソもないです(失礼少しお下品でした)。

 

「算数用語」を絵図で表すとどうなるのかな、

それを練習する。

だからお子さんによってはヒントもありです。

解説もありです。

それは塾長さんが判断させてもらっています。

 

年長さんや低学年のお子さんは

「算数用語」をしっかり理解、実感してほしい、

その願いもあって

「どんぐり問題」を授業で取り入れている一つの理由です。

 

今日の一言。

「目が見えないよりも、心が見えないほうが恐ろしい。」

以前のブログ(No295)にも載せた一言です。

この言葉、今もう一度

じっくりと味わいたいです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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