1749「アンタの限界は?塾長さんが決める」

 

まだまだできるはず、

あきらめるのは10年早い。

 

写真は中学2年生のお二人さんが

仲良く勉強道具を忘れたので家に取りに帰らせた場面。

 

二人とも勉強に頭を使うのが苦手、

だから当然勉強に頭を使うことを嫌う。

 

A君は宿題の英単語プリントは持って来たが、テスト用紙は全て持って来ず。

前回今回テスト用紙を持って来なかったら取りに帰らすという約束だったので取りに帰る。

帰ってきたが、結局テスト問題、解答用紙とも、

家にはなくて学校か、もしくはなくしたと。

こんな子です。

 

2学期中間テストで社会が3点だったが

今回30点以上取ったと言っていたので

答案用紙を見ながら滅茶苦茶褒めてあげようと思っていたのにそれができない。勉強の動機づけになるいいチャンスと思っていたのに残念。

 

もう一人のBくん、

テストは理科と社会の解答用紙を忘れ、

かつ宿題の英単語プリントを忘れたので取りに帰らせる。

こちらは結局テスト関係のプリントはなしで(たぶん紛失)、

宿題の英単語プリントもなかったとのこと。

持って来た塾カバンの中をもう一度調べてみるとありました。

あきれてひっくり返る。

この子も社会のテスト、

前回19点だったのが50点に上がったことを

褒めようと思っていたのにやはり出来ず、

またまた残念。

 

こういった子たち、

十分これでこちらのヤル気は失せますね。

だけど毎度のことなのでこちらも慣れっこ。

慣れというのはすごいもので

最初はびっくりするがそのうちにまあええかっていう気になります。

それを想定しての授業を考えるようになる。

 

この子たちに関しては期末テスト対策期間の指導方法は

優しくあやして、

なだめて、

褒めてあげて、

おだてて、よいしょしての指導だったが、

今後一切しないつもり。

 

これからの授業に関しては、

頭を使って考えろ、

頭を使って覚えろ、

何のため頭があるんや、

何も考えずに字を書くな、

てなことをガンガン言うつもり。

暴力塾長にもなります(もう既になってます)。

 

通塾して1年半、

君たちも少しは変わりつつあるが、

この程度ではダメ、通塾の値打ちがない、

君たちに対しての今までの指導法は間違っていたと、

塾長さんも反省、

いろいろあの手この手と試したが、

もうひとつ、これといった効果がない。

だから君たちの今の状況があると。

 

テストで点が取れない、

勉強をしない、

してもすぐに飽きる、あきらめる。

どうせ俺はアホなんやからと、

お決まりの言い訳、

許さーん、

 

課題を与えても、

もう限界、でけへん。

許さーん、

 

もうしんどい、帰らせて。

許さーん、

 

アンタらがほんまにアホかどうか、

もう限界かどうか、

ほんまにでけへんのかどうか、

すべて、この塾長さんが決める。

アンタらに判断の余地はなし。

覚悟しなさい。

塾長さんも覚悟を決めて取り組んでいるんだから。

 

と言いながらも、

アンタたちの反応を見て

塾長さんは楽しんでいます。

塾長さんをほんと飽きさせません。

大した子たちだよ、君たちは。

 

今日の一言

「意は目に付き、心は付かざるもの也」、

常の目は見ようとするが、見ようとしない心にも目はあるのである。

言わば心眼です。見ようとする意が目を曇らせる。

だから見の目を弱く観の目を強くせよと言う。小林秀雄

 

心眼をもって真贋を見分けるってか。

 

御拝読ありがとうございました。

 

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