今年の夏期講習会に参加した小2〇〇くんのお母さんから、
緊急のお頼みメールが来ました。
「こんにちは、○○のどんぐりわかん帳行きが続いています。
最近は絵を描かず数字を書いてしまったり
式を書かず頭で計算をして間違ったり、
前は似たような問題は正解したのに出来なくなったり、
もうヒント出しまくりでもなかなか上手くいきません。
絵自体書けてない ❗ 母イライラ
イカン ミカン ナツミカーンです
絵がひどすぎて難しいと思いますが、
何か塾長さんが感じた事があればアドバイスをよろしくお願いします!」
こういったメールが届いたのなら、
NGナンバーワンの、
いやGN(義理・人情)ナンバーワンの心優しい塾長さんは
何かせずにはおられません。
ということで、
「イカン・ミカン・ナツミカーン」の絶叫お母さんから
送られてきた5作品から、
1作品選んでのお話です。
問題は1年生レベルです。
「兄弟アリンコのチビ君は1歩で3mm、チョビ君は1歩で5mm進む事が出来ます。今日は、とても天気がいいので二人はお散歩に出かける事にしました。目標は家から3cm離れている小高い葉っぱの上です。二人は同時に出発して、2秒で1歩進みます。では、どちらがどれくらい早く葉っぱの上に着くでしょうか。」
まずは○○くんの作品をどうぞ。
○○くんのお母さんへ
1MX76について
絵を見させてもらいました。
この問題のポイントは、
長さの単位変換(1cm=10mm)ができるかどうか、
チビ君は何歩で、チョビ君は何歩でたどり着くのか、
そして1歩で2秒なら、10歩では何秒?
6歩では何秒かかるの?
そしてその差はいくらなの?
以上のことが理解できていれば絵が描けなくても合格と考えてください。
写真を見る限り、
チビ君の20秒とチョビ君の12秒までは求められています。
最後の差が求められなかったんでしょうか。
2年生が1年生の問題を解く場合、
頭の中ですんなりと計算ができてしまうので、
絵を描くことを面倒に思う子が結構います。
ただどんぐり問題には
ストーリー性のある問題もあり、
それを体感してほしいという希望も含まれています。
お母さんの心配は、
アリンコの絵が描けないからなのか、
問題を解くための絵が描けないからなのか、
その両方ですか。
この絵を見る限り、
問題を解くための絵(図や記号)は描けていると考えてもいいと思います。
ただ最後の詰めができていませんね。
何を問われている問題なのかを考える力が必要です。
問題文の最後の「では、どちらがどれくらい早く葉っぱの上に着くでしょう。」
を赤線でも引いて○○くんに意識させてみてはどうでしょうか。
最後に模範解答(添付ファイル)を載せておきますね。
以下が模範解答です。
では失礼します。
こんな感じの添削メールになりました。
もし、ご家庭で「どんぐり問題」に取り組んでいて、
どうすればいいのかお困りのお母さん、
一度エキスパートまでお問い合わせください。
少しでも助力になれば幸いです。
お問い合わせください。
お問合わせはこちらです。
今日の一言。
「強い人、それは自分を押さえることのできる人。
強い人、それは敵を友に変えられる人。」タルムードより
敵を友に、共に歩もう。
御拝読ありがとうございました。
まだコメントはありません。