今回は面識のないお子さんの添削例です。
小学3年生の女の子です。
添削する前にお子さんの長所を10個ほど教えてくださいと
メールを送ったところ以下のような返答でした
(カッコ内は塾長さんのコメントです)。
1;明るい(子どもらしくていいですね)
2;元気(これまた子どもらしくていいです)
3;社交的(友達が多いのかな、いいですね)
4;好奇心旺盛(子どもはそうでなくっちゃ)
5;優しい(んー、ナイスです)
6;素直(素直が一番です)
7;自分は何でもできると思っている
(そうです、何でもできるという気持ちが大切です)
とてもいいですね、
この子に一度お会いしたいですがどこに住んでいるのかも知りません。
今度機会があれば尋ねてみよう。
では、添削作品に行きましょう。
送られてきた作品は2枚です。
今までご家庭でやったどんぐり作品を見さしてもらったあと、
塾長さんが添削問題2問を指定しました。
ポイントは、
単に絵図が描けるのか、
そして算数用語を理解できていて
尚且つそれを絵図で表せるのかといったことが知りたくて指定しました。
作品1です。
問題
「<0MX88>マッキーとラッキーは 落ち葉ひろい しをています。マッキーは 3ぽ 歩くたびに 2枚、ラッキーは 2ほ 歩くたびに 1枚の 落ち葉を ひろうことが できます。では、2人あわせて ちょうど 14枚の落ち葉を ひろうには 何分 かかるでしょう。2人とも 歩くはやさは 1歩で1分かかります。もちろん2人は いっしょにスタートします。」
彼女の作品と塾長さんの添削作品です。
0MX88作品の寸評です。
左ページの足跡と落ち葉の絵図の続きを描けば
何かが見えてきたかもしれませんね。
途中でやめたのが残念でした。
最後まで描き続ける根気
(左ページの表の落ち葉の枚数までの絵を描き)、
そこで立ち止まって自分の描いた絵を見て考えれば、
何か気づきがあったかもしれません。
この問題は少し難しいです。あえてトライしてもらいました。
だけどマッキ―とラッキーちゃんはナイスでかわいい絵です。
最初は楽しくこの問題に取り組んだと思います。
2枚目の作品です。
問題
「<0MX92>巨大ハムハムたちと 普通ハムハムたちが 遊んでいます。巨大ハムハムは 普通ハムハムの ちょうど 半分 います。/数えてみると、みんなで 18匹 でした。/では、普通ハムハムは 何匹 いるのでしょうか。」
彼女の作品と塾長さんの添削作品です。
0MX92の寸評です。
最初の斜線部までの絵がポイントです。
その時に「巨大ハムハムが普通ハムハムの半分」ということで、
どういった絵が描けるかな?ということです。
(赤で囲みました)
「半分」または「2倍」ってこういうことだねということを
絵図でしっかり理解する、まずはこれが大切です。
そして、関係を維持して次の絵を描いていくのが理想ですね。
もし年長さんや1年生の子が巨大ハムハムと普通ハムハムの絵を
お子さんのように3人ずつ描いたのなら、
いま、巨大ハムハムが3人だから、
普通ハムハムはあと何人描かこうかなって問いかけたりもします。
お子さんもまだこの指導法がいいかも知れませんがどうでしょうか。
すぐに抽象的な絵(○といった記号)に変えてしまうのは
もう少し後でもいいと思います。
お母さんからの最初のメールで見せてもらった
お子さんの「0MX48問題」(ロウソクのお話です)のように
最後まで絵にして答えを求める。
この練習がまだ必要と思われます。
だからあと何回かはそういった問題にアタックすることをアドバイスします。
1MX00や1MX01、そしてがんばって1MX03などトライしても面白いですよ。
以上が寸評になります。
オマケです。
お母さん、
お子さんのお名前は何ていうのでしょうか。
出来れば添削作品にお子さんのお名前で呼びかけたいです。
もしこれからもこの添削指導が続くようでしたら
私のことを先生ではなくて「塾長さん」でお願いします。
添削コーナーの詳しい案内はHPに載せています。
一度ご覧になってください。
こちらです。
では失礼します。
以上。
子どもが10人いれば、
10通りの絵を描き10通りの考え方(解き方)をしてくれます。
だから「どんぐり問題」って面白いですよ。
今日の一言
「その時の出逢いが
人生を根底から
変えることがある
よき出逢いを」相田みつを
様々な人との出逢いの「縁」、
これを大切にしたいですね。
御拝読に感謝します。
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