1770「どんぐり問題、いろいろな解き方があるよ」

3Sくん、

昨日の授業ノルマが終わってまだ30分の時間があったので

「残り30分、何か勉強しようか?何がいい?

どんぐり問題でもいいし、漢字でも、社会プリントの復習でもええで。」

 

少し悩むSくんに塾長さんはさらに言う。

「頭鍛えるんやったらどんぐり問題。

漢字にしても社会にしても

覚える作業で頭がようなることはないからな。

単に覚えるだけの作業に頭の良し悪しは関係ないよ。」と。

 

Sくん

「どんぐり問題やってると頭痛くなるねん。」

 

この程度考えるだけで頭痛くなるんか。

もっと頭鍛えやなアカンなと思いつつ、塾長さんは言う。

「頭使ってる証拠とちゃうんか。まあ、なんでもええけど。」

 

「どんぐり問題する。」とSくん。

「わかった。

次からノーシンかバッファリン用意しとくから、安心してどんぐり問題やり。」

 

ということで昨日のSくんが取り組んだどんぐり問題とその写真です。 

問題

「<6MX74>毎度のことですが、ハム太郎はパンを齧(かじ)りながら午前8時半に家を出て分速120mの速さで学校に向かい、始業時刻の5分後に教室に滑り込み、アウトで遅刻でした。呆(あき)れた先生は、ハム太郎に「分速150mで来れば、始業時刻の5分前に着くので明日からは分速150m以上で走って来なさい」と言いました。ハム太郎の家から学校までは一体何kmあるのでしょう。また、ハム太郎の学校の始業時刻は何時何分なのでしょう。」

 

 

写真には3通りの解き方を載せています。

 

結局Sくん、ヒントをもらって何とか理解できました。

 

自分で「今、俺って頭使ってる。」

と自覚できることって素晴らしい。

しかし、本当に自覚できてるの?Sくん。

 

今日の一言

「人に物を教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ」

ガリレオ

 

自ら気づいてくれないと何も始まらん。

 

御拝読に感謝します。

 

絵で解く算数文章問題通称「どんぐり問題」を

知りたいお方はこちらまでどうぞ。

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