1776「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』にはイメージの生理学が使われているんだよ」

 

さてみなさん、「イメージ」というと、何をイメージされますか。

あるものごとに対する漠然とした像を思い浮かべる人が多いと思いますが、

曖昧な像なら十人十色というようになって統計的な分析ができないと思われますが、

そうではありません。

 

ある大脳生理学者によると、

イメージの思考回路で使われるイメージには共通なものがあり、

そして

男性には視覚的イメージを使う傾向があり、

女性はそれに加えて聴覚的、感覚的イメージも混在して使っていると。

そしてそして、ここが肝心ですよ。

算数文章問題を解いていく過程では多様なイメージが使われていると言っています。

 

また次のようにも言っています。

心理学では、

視覚的イメージ、聴覚的イメージ、感覚的イメージに分けて考えるが、

イメージの質から考察すると、

言語的イメージ、非言語的イメージ、感覚的イメージがあると。

 

人が何かを考えているときは、

いろいろなイメージが浮かんだり消えたり、

別のイメージと合体したり、離れたりする。

このことから、

この学者さんは、

「考えることはイメージを操作することであり、

イメージ的にわかったときが本当にわかった状態である」と考えると。

 

子どもたちに日々「どんぐり問題」をやってもらっている塾長さんは

至極納得できます。

 

ほんと、男の子と女の子で作品が違います。

あっこれは男の子作品、これは女の子の作品だと、

大体当たりますね。

最後に男の子と女の子の作品を載せておきます。

どちらが男の子の作品で、どちらが女の子の作品か一目瞭然ですね。

 

今日の一言

「人は見事に、自分の見たいものしか見ていない。

自分の見えるようにしか見られない。」

 

そうでしょうね。

見えていないものを見たいと見ても、

やっぱり見えるものを見るしかないものね。

 

ご拝読に感謝します。

 

「どんぐり問題」に興味のある方はこちらをどうぞ。

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