ということで今回も前回同様字の薄い中学生Bくんのネタです。
問題です。
「<6MX62>今年のペンギンクラスはフンボルト族とマゼラン族でできています。
フンボルト族は23匹で、マゼラン族はクラス全体の1/3より5匹多いそうです。
では、マゼラン族は何匹いるのでしょう。」
ね、お母さん、この問題って、
小学6年生には至極簡単な問題でしょ。
小学4年生に挑戦してほしい問題です。
6年生にもなってこの問題にてこずっているようでは
どんぐり頭ができていないっていうことがよく分かる問題でした。
そして中学生Bくんはというと、
残念、方程式で解きました。
絵図で解けず。
下記がその写真です。ついでに塾長さんの簡単な解説図です。
この問題は絵図で解く方が簡単な気がするんですが、お母さんはどうですか。
Bくんは絵図を思い浮かべることができず、
方程式でしか考えることができなかったと言っていました。
絵図を使った勉強を教えてもらわなかったらそうなるかもしれませんね。
ジャンジャン右脳を使った勉強をしないと頭がもったいないですよ。
中学生からこのどんぐり問題をやらせるとほとんどの子が
式から入りますね。
日頃エキスパートでは、
数学文章題は絵図を使って考えるように口うるさく言っても絵図が描けない。
描きたくても描けない。
どう描けばいいのかが分からない。
やはり小学生の時から絵図を描く習慣を身につけさせないといけません。
自分のことを振り返って思い起こせば
(40年以上前になります)、
絵ではないが図や記号を使っていたようなうっすらとした記憶があります。
絵を使っていたのなら、もう少しましな絵が描けたと思います。
今回のフンボルト族といいマゼラン族も情けない絵になっちゃいました。
この問題のポイントは4つ。
1つ、全体の1/3を絵図であらわすことができるかどうか。
2つ、全体の1/3より5匹多いとはどういうことか、絵図にできるかどうか。
3つ、絵図にした23匹と5匹から何を読み取れるか(視考力)。
4つ、フンボルトペンギンとマゼランペンギンの違いを調べる好奇心があるかどうか。
以上です。
今日の一言
「わたくしは毎日を
鳥のやうに教室でうたってくらした
誓って云ふが
わたくしはこの仕事で
疲れをおぼえたことはない」詩人宮沢賢治「生徒諸君に寄せる」より
塾長さんは正直なところ授業で疲れます。
ただし、「どんぐり問題」の授業は疲れない、これ不思議。
塾長さん自身も楽しんでいるからかも。
追伸;「どんぐり問題添削コーナー」を立ち上げました。
興味のある方はこちらまでどうぞ。
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