1785「小学1年生のお子さんがおられるお母さん、お子さんはこの算数文章問題が解けるでしょうか?」

 

去年の今頃、

うちの子もこの春に小学生になるんだから、

そろそろお勉強をさせないと、

早期教育ってやはり大事よね、

計算はできないとダメだわ、

漢字もしっかり覚えてもらいましょう。

ということで、

どこかの有名な塾に入会させたかもしれませんね。

 

さて、お子さんの学力は今いかほどでしょうか。

その学力を確かめるのにもってこいの算数文章問題があります。

 

この問題は算数文章力を試すのは当然で、

国語の読解力も確認できる優れものです。

 

一度お試しください。

 

問題です。

「マッキーとラッキーは落ち葉ひろいをしています。

マッキーは3歩 歩くたびに2枚、ラッキーは2歩 歩くたびに1枚の落ち葉を

ひろうことが できます。

では、2人あわせて ちょうど 14枚の落ち葉をひろうには 何分かかるでしょう。

2人とも 歩く 速さは 1歩で 1分 かかります。

2人は いっしょに スタートします。」

 

どうでしたか?

お子さんは解けたでしょうか。

「足し算?引き算?」

「まだ習ってないからできない、わかんない」

「マッキ―ってだれ?ラッキーってだれなの?」

不平・不満・言い訳のオンパレードだったんではないでしょうか。

 

何故お子さんがそういった反応を示すのか分かりますか。

 

「教わるだけのお勉強」

「反復学習だけのお勉強」

「疑問にすぐ答えてくれるお勉強」

 

こういった学習の積み重ねの結果、

「考えない頭」

「考えることのできない頭」

が出来上がってしまうのです。

 

お母さん、このままでいいですか。

 

いいわけないと思うけど、

じゃあ、どうすればいいの?

 

簡単です。

「考える」勉強をするだけです。

ただそれだけです。

「お勉強」=「考えること」

ただこれだけです。ほかに方法はありません。

 

次回は小学2年生のお試し問題を掲載予定です。

 

最後に塾生の上記の問題の解答用紙を掲載しておきます。

 

今日の一言

「文学者が文章というものを大切にするという意味は、

考える事と書く事との間に何の区別もないと信ずる、

そういう意味なのであります。」小林秀雄

 

まずく書くとは即ちまずく考えるということナリ。

 

御拝読に感謝します。

 

追伸;「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』」のことを

詳しく知りたいお母さんはこちらまでどうぞ。 

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