1795「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』、添削例その4」

 

メールの文面から、

真剣にお子さんに接しておられるのをひしひし感じ、感心しています。

 

「どこまでなら添削でヒントにならないのか」

この判断はとても難しいです。

この問題ならここまでのヒントはいいだろうとか、

この子にはここまでのヒントならいいだろう、

お子さんの学力によってもヒントの出し方が変わります。

 

○○ちゃんの場合、

4MX94はノーヒントでいいと思います。

 

なぜそう判断したか。

4MX914MX93を正解したことが一つ目の理由です。

この問題は2つの値を求めるのに、

足したり、引いたりすることに気づけば解けますね。

第一関門突破です。

 

4MX94は足す、引くに加えて、

どちらかを何倍かして片一方の個数をそろえることに気づかないといけません。

そのことを教えてしまうのか、

今の○○ちゃんには教えないほうがいいと思います。

お星さま1個とタコヤキ1個で120億円に気づいたんだから。

 

あともう一つです。

そのうち自分で気づくはずです。

塾長さんはそう思います。

 

では、ほっといてもいいのでしょうか、

本当に気づくようになるのでしょうかと

疑問に思われると思います。

 

塾長さんの教室では、

あともう一つの段階ではヒントは決して出しません。

だけど、

あともう三つ四つなら、少しのヒントは出します。

なぜなら、この場合は、

算数用語自体を理解していない可能性が大と考えられるからです。

 

だけど、あともう一つといった段階で、

ヒントを与えてしまうと、

子どもが自分で解いたという喜びを奪ってしまう危険性もあります。

自力で解いた! 自力で解けた!

この自信を持たせることも大事だと思っています。

 

このお星様とタコヤキのような問題は5年生でも

5MX 015MX 025MX555MX 645MX 71で出題されますので

今の時点ではわからん帳行きでいいと思います。

 

作品を見させてもらっての感想は、

計算欄は広く使っているのに、

肝心の絵図のページの使い方が狭いような気がしました。

お星さまやタコヤキの絵図をもう少し余白ありで描くとまたなんらかのひらめきが出てくるかもしれません。

 

添付ファイルは2枚あります(最後に掲載の写真2枚)。

以上で添削メールは終了です。

 

ご応募ありがとうございました。

○○ちゃん、そしてお母さん、これからも楽しくどんぐり問題に取り組んでください。

では、失礼します。

エキスパートの塾長さんでした。

ジャンジャン。

御拝読に感謝します。

追伸;「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』」のことを

詳しく知りたいお母さんはこちらまでどうぞ。

 

 

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