1796「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』、添削例その5」

 

添削メールです。

とてもよく○○君のことがイメージできる長所5点の明記、

ありがとうございます。

 

今のまま明るく、素直で、優しく育ってくれればいいですね。

 

まずはお母さんのメールに対する返答です。

★印がお母さんからの質問です

 

★気になるところ

「じっくり粘って考える力」

 

これはこれからです。

お母さんの言うとおりまだまだ時間はかかりますよ。

覚悟しておきましょう。

 

★困っているところ

「下の子が○○君がどんぐり問題に取り組んでいるときに邪魔をする。

気が散ってしまうからいい方法はないですか。」

 

ということですが、

 

ないです。

 

出来れば下の子がいないところでする方がいいと思います。

それがダメなら、

あきらめてそのうるさい中で勉強する習慣をつけてください。

エキスパートでも、

やはり家では集中できないので、

塾でどんぐり問題をやらせたいと言って来ているご家庭もあります。

雰囲気が変わればやる気も変わると思っています。

 

きついようですがそう思います。

 

★「がんばって!と思いながら、にっこりほほ笑む、とかがいいのでしょうか・・・」

 

○○君が一人で考え込んで、つぶやくときは、無視してください。

なんでもかんでも受け答えしようと気を使わなくてもいいです。

そういうときは無視しましょう。

 

ただし、お母さんに振ってきたときは必ず受け答えしてあげてくださいね。

 

それでは、添削問題にいきます。

1MX67です。

 

正直にいきますね。

 

まず、絵が雑なのが気になりました。

 

低学年の子がどんぐり問題に取り組むとき、

ある種「お絵描き教室」に通わせている意識を持ってもってください。

 

「絵を描く」という作業は、

「イメージ」をつかさどる右脳を刺激します。

右脳の育成になりこれはとても重要なことと思っています。

それプラス「言葉」をつかさどる左脳もはたらかせて「どんぐり問題」を解く、

そう位置づけてください。

 

つぎに問題の取り組み方でが、低学年の間は、以下のように斜線に区切って

斜線ごとに絵を描かすようにしましょう。

 

1MX67

「バッタのピョンピョン、バサバサ、パタパタの3人が/105円のサイダーを買うのにお金を出し合いましたが、/皆で81円にしかなりませんでした。/足りない分は3人のお母さんが出してくれることになりました。/では、お母さんは一人何円を出すことになりますか。」

 

斜線ごとに○○君がイメージしたこと

(目をつむって頭の中にしっかりとイメージできたのなら)

キャンパスに絵を描くようにしましょう。

 

この問題なら、

まずは3人のバッタ、「ピョンピョン、バサバサ、パタパタ」

この絵を描きましょう。

 

お次は「105円のサイダーです」

 

そして次は「81円」

○○君が81円をどうイメージするのか塾長さんなら楽しみです。

 

次は、3人のお母さんですね。

やさしそうなお母さん、太っちょなお母さん、自分と遊んでくれるお母さんなど。

いろいろなお母さんを表現できるかどうか。

 

そして最後は算数要素が入る105円と81円の差、24円の3等分。

 

この二つのことが、

それまでに描いた絵図を見て、

「視考力」の出番です。

 

この「視考力」をどこで使うのか、

 

それまでの絵図がしっかりと描けていないと使いようがありません。

 

この一連の流れが

「絵図を利用して解く」ということです。

 

このことをしっかり頭に叩き込んでください。

 

○○君もこれからは

「どんぐり問題」に取り組むとき、

必ず問題文を区切って、イメージして、そして絵を描く、

この手順でやるようにしてください。

 

以上です。

では失礼します。

 

追伸1、添付ファイルは2枚です(最後に写真2枚を掲載)。

1枚は○○君作品への添削です。

2枚目はうちの塾生の作品を見本として添付しました。

では、失礼します。

 

以上が添削メールになります。

御拝読に感謝します。

追伸2;「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』」のことを

 

詳しく知りたいお母さんはこちらまでどうぞ。

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