今回は
将来「どんぐり先生」になりたいお母さんへの添削メールです。
≪2MX80≫の添削メールです。
お母さん、
この問題の類題の2MX56や2MX67はもうすでにやり終えているのでしょうか。
この手の一番難しい問題にチャレンジしています。
私が作った索引では2MX80は数字も大きく難しいであろうと思って敢えてカットしています。
その代り2MX56と2MX67は厳選問題として入れています。
添削問題です
<2MX80>
「サンタさんが、/子ども10人に、/それぞれ同じ値段のお菓子を3個ずつと、/そのお菓子1個の
丁度2倍の値段がする玩具を2つずつ/買ってあげようと思っています。
ただし、サンタさんが使えるお金を全部で14000円とすると、/1個何円のお菓子と1つ何円
の玩具を買ってあげればいいでしょう。」
この問題なら、上記の斜線で区切って6コマの絵が描けるはずです。
1;サンタさん
2;子ども10人
3;お菓子3個ずつ
4;お菓子1個の2倍の値段の玩具2つずつ
5;全部で14000円
6;お菓子1個、玩具1個それぞれ何円?
○○ちゃんなら1から3までは楽しく描けるでしょう。
ポイントは4ですね。
お菓子の値段の2倍。
「2倍の値段」このことの意味、
そしてそれを絵にするにはどうすればいいのか、
ここで、ぐーっと考え込んでもらいます。
イメージしてもらいます。
2倍って?
お金が2倍?
どういうことなんだろう。
日常生活を振り返って、
2倍の値段の経験をしたことがあるかなって、
思い起こします。
イメージします。
そしてそれを絵にしましょう。
それができないときは、
ここでいったんこの問題は置いておきましょう。
イメージできて絵が描けたのなら、5に進みます。
14000円、当然これも絵にします。
そして6に進みます。
自分が描いた1から5の絵を見て、
さーどうしようかなって、
「視考力」の登場ですね。
これが「絵で算数文章問題」を解く手順です。
思考力につながる絵の描き方です。
単なるお絵描きではありません。
○○ちゃんは2MX57、2MX78、2MX56、2MX67の問題はもうお済でしょうか。
そうでないのならこれらの問題からチャレンジすることをお勧めします。
この添削問題は最後の総仕上げ問題と言えます。
小学2年生ならできなくてもいいです。
先ほどにも書いた1から6までの絵が描けていれば合格です。
では、○○ちゃんへの寸評です。
(♯マークがお菓子でウサギちゃんの絵が玩具を意味しているんですね。)
下の写真
に書いてある133や333はどういった計算式から出てきたんでしょうか。
塾長さんは知りたいです。
そして266×20という式は?
どうして20倍するのかな。
玩具が全部で20個だから、20個分のお値段を求めようとしたのかな。
次の写真
の下半分の♯印3個、キャワイイウサギちゃん?3匹、そして○ わ の意味は?
ますます分かんなくなってきました(笑)
この問題は先ほども書きました1から6の手順で
もう一度チャレンジしてもらってもいいと思います。
最後にメールで頂いた質問の塾長さんの回答です。
質問1:
「計算に走ってしまって時間が過ぎていく時、本人が納得するまで見守り続けていいのか」
問題によります。
2MX26などの公園までの時間と歩数を求める問題などは、
コツコツ歩数と時間を書いて求めるかもしれません。
いろいろな計算をわけも分からずやっているようでしたらやめさせてもいいと思います。
質問2:
「40分ほど絵を描いて、これでは足りないからと紙を足して新たに絵を描き直して、
時には2時間ぐらいやっていますが、ほっておいてもいいのでしょうか?」
いいです。ほっておきましょう。気の済むまでやらせましょう。
質問3:
「どんぐり先生になるのに、学校の授業内容も網羅しておく必要はありますか?」
あります。
教科書の内容は子どもの成長に合わせて作成されています。
学習内容は当然知っておくべきです。
質問4:
「どんぐり問題をしている年長さんに対応する時のポイントがあれば教えてください。」
年長さんを一人の人間と見てください。
その子の絵を尊重すること。
それだけです。
以上のような添削メールになりました。
○○ちゃんのお母さんはゆくゆくは「どんぐり先生」になりたいと書いてらっしゃるので
こういった添削メールになりました。
御拝読に感謝します。
追伸1;
無料の添削指導の受け付けは1月31日をもって終了させてもらいます。
今までたくさんのお申し込みがありました。ありがとうございました。
追伸2;
「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』」の
添削メールをもっと知りたいお母さんはこちらまでどうぞ。
添削作品です。
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