1801「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』、絵図を使って解くってどういうこと?こういうことだよ。」

 

 

さて今回は小5Tくんがチャレンジした問題を例にして、

算数文章問題を絵図で解くってどういうことかのご紹介です。

 

まずは問題です。

「<6NX81>小型宇宙船は4人乗りで火星まで行くのに4千2百万円ですが、

大型宇宙船は5人乗りで4千7百万円です。

22人が火星に行くのに、なるべく安くするにはどのように分かれて乗るとよいでしょう。」

 

そしてTくんの1回目の解答です(以下の写真)。

 

答えは合っていますが、計算のみなので不正解にしました。

やり直しです。

なぜかって?

理解できていないと判断したからです。

 

この問題の出だしの絵図は以下の写真のようになるでしょう。

 

 

「皆の衆、さあこれから火星への旅が始まるぞ。好きな宇宙船に乗りなさーい。」

ということで皆の衆たちは

当然贅沢な宇宙船(5人乗り)の方へ我先にと乗り込みます。

しかしのんびり屋さんで控えめな△頭のお二人さんは4人乗りへ(以下の写真)。

 

 

このままだと予算オーバーなのでリーダーが、

おい、何人かは小型船に乗り換えなさいと命令。

仕方なく10人がその命令に従って4人乗りの宇宙船へ移動。

 

これでこの問題は仕上がりです(以下の写真)。

 

 

この説明をTくんには1回目のチャレンジのあとに軽く説明したあと、

3日後にもう一度トライしてもらいました。

但し塾長さんの説明したやり方はしないという約束で。

 

そして出来上がった作品がこれです(以下の写真)。

 

合格ですね。

 

理解には3段階があります(品川嘉也氏の言葉を引用)。

1、        言葉として分かる段階。俗にいう「アタマでわかる」段階。これは理解で言うともっとも初歩的な段階

2、        やや漠然としたイメージがつかめている段階。

3、        その漠然としたイメージが、さらにはっきりとしたメリハリをつけて、詳細までが頭の中で描ける段階。つまり「絵」にできる段階

 

注意してほしいのは、ここでいう「絵」とは絵画という意味ではなく、

イメージ画あるいは図解という意味に近いです。

「絵」を描くことによってイメージ脳としての右脳を鍛えると、

確かな理解力が培われる。

 

絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』は

その右脳を鍛えるのにもってこいの問題ですね。

 

御拝読に感謝します。

 

追伸1

無料の添削指導の受け付けは131日をもって終了させてもらいます。

今までたくさんのお申し込みがありました。ありがとうございました。

 

追伸2

「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』」を

 

もっと知りたいお母さんはこちらまでどうぞ。

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