1804「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』、添削事例その11」(年長さん男児、どんぐり歴半年ほど、2017.2.2現在)

 

 

添削メールです。

問題は0MX43にしました。

 問題

 「もぐらが もちつきを しています。よる おそくに しているので、ぺったんぺったんと おとだけが します。3かい おとがしたら 1こ おもちができます。いままでに 12かい おとがしました。おもちは なんこ できているでしょう。」

 

○○くんもほかの子がよくやるような間違いをしていました。

お餅を適当な数を描いてしまうんです。

「ぺったん」の音が3個でおもちが1個、

このことを同時進行で描ける子はなかなかいてません。

 

ついついおもちをだーっと描いたり、

「ぺったん」をだーっと書いたりします。

 

年長さんの場合、仕方ないかなと私は思っています。

 

 

但し、この問題をもう一度するときには、

1;「もぐらが もちつきを しています」

2;「よる おそくに しているので、ぺったんぺったんと おとだけが します」

3;「3かい おとがしたら 1こ おもちができます」

4;「いままでに 12かい おとがしました」

5;「おもちは なんこ できているでしょう」

 

 

上記の5つの場面に分けて、

一つ一つ、描いてもらうようにしてください。

 

もしかすると、以前と違った反応を示すかもしれません。

 

お試しください。

 

質問に対する回答です。

 

1どうしたら自分に自信を持ち自分を大事にする子になるでしょうか

 

間違ってもニコッと笑える子、笑って吹き飛ばす子、

次は間違えなければそれでいいんだと、

次やるときはできればいいんだと、

次も間違っても、その次にできればいいんだと。

そういう気持ちが持てればいいです。

 

自信は成功の積み重ねがなければ生まれません。

 

褒めてあげることも大切です。

間違ってもそのなかでできたことを褒めてあげる、

これがポイントと思います。

 

子どもがある間違ったことをしても

「全否定」になることっていうのはないと思います。

少しでもいいところがあれば心の底から褒めてあげる。

 

お母さんだけはだれが何と言おうとも

あなたの味方、信じている、このことを実感させてあげてください。

 

2「『縄跳びの問題』の問題で、『半分』の意味を絵で表すのがあいまいです。

日常で使い分けるようにすればいいということでしょうか」

 

そうですね。

日常生活で「半分」の意味を実感させてあげてください。

それでいいと思います。

 

3「わからん帳」について

 

小学校に入れば、学校の先生に聞くとのことですが、

私はあまり学校の先生を期待していません。

日常の業務で忙しい先生は丁寧に添削をしてくれるとは思いません。

 

うちに来たどんぐりをしていたお子さんのお母さんが、

そういったことをしていましたが、

やはり先生は忙しく添削らしい添削はできなかったです。

学校の先生は期待薄です。

 

私の場合はできなかった問題に付箋を貼り、

後日、問題をコピーして再チャレンジするようにしています。

 

4「問題を間違えた場合、すぐにやり直さない、

ある程度時間が経ってから取り組むのはどうしてですか」

 

経験上から言いますね。

わからなかった問題でも、

ある程度(23週間)頭の中にほっておくと、

脳が勝手にひらめきを与える場合があります。

 

すぐにやり直す場合(間違ったからもう一度)、

そういったひらめき、違ったものの見方ができないと思います。

だから、しばらく頭の中に寝かせます。

 

 

5「間違ってもいいんだよ。その解く過程が大切だからと伝えますか?」

 

当然伝えます。

いろいろな試行錯誤が大切です。

ただし、問題によります。

 

例えば、

「体の痩せ細った小さい女の子がいます」

この言葉を絵に表す時、

「大きな太った女の子」を描いた場合は、なぜそれを描いたのか尋ねます。

こういった間違いは正します。

 

同じように「赤い色をしたカメさん」と書かれているのに、

青い色したカメさんを描いたとしたら間違いを指摘します。

 

答えを導くための試行錯誤も何もないでしょうから。

言葉を正しく把握しイメージできているかどうかの問題ですから。

 

このどんぐり問題も、

問題文を読んで、

正しくイメージできるかどうか、

そしてそれを絵にできるかどうか、

結局はイメージ脳である右脳を鍛えていると私は思っています。

 

だから、正解することも大切です。

間違ってもいいとは思いません。

 

ただ学校では、この思考する過程を時間の関係上、省くことが多いです。

「問題を読んですぐに答えを導きなさい。」

パターン学習に慣れなさいと言うことですね。

 

以上で添削メールは終了です。

 

では失礼します。

 

PS:○○くんの0MX43の添削作品を送付します。

 

 

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