1838「『美』という漢字の由来」

 

昔々、羊の群れが大草原で草を食べていました。

 

するとそこへ1匹のお腹をすかせたライオンが近づいてきました。

 

羊たちは立ち向かうことを知りません。

 

怯えて我先にと逃げ惑うだけです。

 

 

しかし群れの大きいボスは違っていました。

 

勇敢にもそのライオンに立ち向かいます。

 

そして怯えきった大人の羊たちや、

子供の羊たちが逃げ切るまで、

 

そのボス羊は

自分の身の危険を顧みず

ライオンと戦います。

 

仲間たちみんなが逃げおおせたのを確認できるまで、

自分が助かることなど眼中にありません。

ただライオンの足を止めるためにだけ、

みんなを助けるためにだけ。

 

そしてかわいそうにも命尽きました。

ライオンの餌食になってしまったのです。

 

この時の大きな羊の行動が美しいと、

そこから漢字の『美』が生まれましたとさ。

 

じゃんじゃん。

 

このお話は斎藤一人さんのお話に少し色をつけて書きました。

 

 

 

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