1839「トラウマなんて存在しない!」

 

今回も「アドラー心理学」より、メモ録

 

「過去が現在を規定する」は

「原因が結果を支配する」ということ。

いわゆる「原因論」

ならば、

同じ経験をしたら、皆が同じ結果にならなければつじつまが合わない。

 

しかし実際はそうではない。

 

例えば、

両親から虐待を受けて育った子供が引きこもりになってしまった、

誰もかれもがそうなるわけではない。

 

だからアドラー心理学では、

過去の「原因」ではなく、

いまの「目的」を考える。

 

引きこもりの子は、

「不安だから、外に出られない」のではなく、

「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」

と考える。

これが「目的論」

 

心に負った傷(トラウマ)が、

現在の不幸を引き起こしていると考える。

 

しかし、アドラーは語る。

「いかなる経験も、

それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。

われわれは自分の経験によるショック、

いわゆるトラウマに苦しむのではなく、

経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。」と。

 

「人生とは誰かに与えられるものではなく、

自ら選択するものであり、

自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。」とも。

 

いまある自分は、自分が選んだ結果である。

われわれはみな、

なにかしらの「目的」に沿って生きている。

それが「目的論」ナリ。

 

こういった内容が気になるお方は

書物「嫌われる勇気」著者 岸見一郎、古賀史健をお読みください。

 

 

 

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。