1853「小学2年生Hくんのどんぐり作品です。」

 

 

早速問題からです。

問題

「<1MX4877作目>

ハムハム小学校では、今みんなで宝探しをします。

宝箱には必ず3個の 向日葵の種が入っています。

 

宝箱の数はトンガリ君がネテル君よりも2箱多く、

チビ丸ちゃんはネテル君の半分でした。

 

チビ丸ちゃんが宝箱を2箱見つけたとすると、

3人では、何個の向日葵の種を手に入れたことになるでしょう。」

 

問題文を上記のように行分けして、

その都度イメージしたことを丁寧に描こうと声かけをして仕上げてもらいました。

 

イメージするときは目を閉じてゆっくりと自分の頭の中に描くんだよ、

そしてそれがはっきりとイメージできたのなら、

絵に取り掛かるようにねとも言っています。

 

その結果がこの作品です。

 

所要時間は20分ほどでした。

 

お母さんがたも経験があると思いますが、

子どもって上から順に下に描いてはくれません。

いきなり下に行ったり右に行ったり左に行ったりします。

 

そこがまた面白いところでもあります。

 

今回はたまたまトンガリくんとネテルくんの宝箱の数が

偶然答えと同じ数だけ描きました。

(トンガリくんが6箱、ネテルくんが4箱)

 

もしもこの時の数が

トンガリくんが3箱、

ネテルくんが1箱ならどうなっているのかわかりません。

 

ひまわりの種の数は正解しました。

ここまでが作品の上半分の図です。

 

下半分は正解したあと、

本当にひまわりの種が36個になるのかどうか確認のため、

そして計算練習も兼ねて、

数字を書き、式も書き、横筆算をしてもらいました。

 

今回の問題のポイントは何?

 

お子さんによって変わると思います。

ハムハム小学校なのか、

宝箱の絵なのか、ひまわりの種の絵なのか、

「2箱多い」が描けるのか、

~の半分」が描けるのか、

そしてABCの多い少ない、半分の関係が、

Aが変わるとBCもそれに応じて変えることができるのか、

などなど。

 

そこはお母さんが自信を持って判断してくださいね。

 

 

今日の一言。

「ひたすらに 人の世のため活きなんと

思う命に 光あるかな」 中村天風

 

アドラー心理学でいう「他者貢献」にも通じる考え方ですね。