「どんぐりE(イー)母さんの軌跡その1」

 

今回はもう一人の

「どんぐり母さん養成ウェブ講座」

受講されているお母さんのお話です。

 

今回の主役のどんぐりE(イー)母さんは、

現在小学2年生女の子のお母さんです。

 

お子さんに「どんぐり問題」に取り組ませていますが、

お母さん本人も「絵で解く算数文章問題」に

取り組みたい気持ちがあって参加してくれました。

 

あとこれは大事なことなんですが、

具体的事象を抽象化できる能力のある大人が

算数文章問題を解くときには、

 

いかに問題を簡素化して、

絵図にして、

描いた絵から

答えを導き出せるか、

 

低学年のお子さんの取り組み方と

逆な方法を取る場合もあります。

 

低学年のお子さんは、

具体的事象をまだ抽象化できません。

 

だから

その具体的事象を絵にして

具現化し、

可視化して、

考えます。

 

だけど

抽象化できる大人の場合は、

 

算数文章問題の取り組み方には

2通りの仕方があります。

 

子どもたちと同じように

言葉を具現化して、

可視化して、

そして楽しみながら解く、

 

または抽象化して、

絵図に、

可視化した絵を見て解く。

 

E母さんは後者を希望しました。

 

どちらにしても、

必ず必要な能力は

「イメージ力」です。

 

言葉からイメージできることを

可視化する。

このことが大事だと思います。

 

この「イメージ力」がアップすれば、

どういったことが起こるのでしょうか。

 

それは、

経験された人のみ実感できます。

 

E母さんも実感できるよう、

楽しく頑張っていきましょう。

 

長い前置きになりました。

 

ここから

1回目の講座の紹介が始まります。

 

 

A母さん同様、

E母さんにも課題を与え、

事前にその作品をメールで送ってもらってからの授業です。

 

では第1回目の講座の紹介です。

 

No1です。

問題

4MX01

サブちゃんは今日も世界一のサブレを求めて食べ歩きを続けています。

今日は、大カメサブレ6枚と小カメサブレ4枚を1100円で買いました。

大は小の3倍の値l段です。

では、大サブレは1枚何円なのでしょう。

 

 

作品です。

はい、

大サブレを小サブレに置き換えての解き方、

常套手段ですね。

合格です。

 

別の解き方を考えてもらいました。

小サブレを大サブレに置き換えての解き方。

 

小サブレ4枚は大サブレ何枚になるのでしょうか。

 

お見事でした。

4/3枚ですね。

 

あとは計算だけですので

カットしますね。

 

No2です。

問題

4MX08

今日は学校でバザーを開催します。

みんな一つずつ不要なものを持って来ます。

バザーでは、自分が売りたい値段の

1/5の値段を加えて売ることになっています。

桜子ちゃんは昨日まで使っていた自動宿題しますマシーンを

90万円で売ることになりました。

では、桜子ちゃんが売りたいと思った値段は幾らだったのでしょう。

 

 

作品です。

またまたお見事ですね。

1/5にひっかからず、

1/6に気づきました。

絵図にすることによってそういった間違いはしなくなります。

 

E母さんの性格が表れている解答用紙でした。

懇切丁寧に解答までの道程を書いてくれています。

 

そしてE母さんは

90万円の5/6が桜子ちゃんの売りたい値段」

ということまで発見して

90万円×5/6=75万円

まで求めてくれました。

 

お疲れ様でした。

 

 

 

ではNo3です。

 

問題

4MX13

デンデン小学校では秋の歓迎遠足で16m離れた公園へ行く予定です。

朝の8時丁度に学校を出て9時に

でんでん虫のろ太君がジュースを飲みながら

「まだ、半分の半分の半分しか歩いてないのか」と言いました。

最後まで同じ速さで歩くと考えると、

公園につくのは何時何分になるでしょう。

 

 

作品です。

「デンデン小学校」「のろ太君」「公園」

などの絵も丁寧に描いてくれました、

ありがとうございました。

 

この問題は

「半分の半分」の意味が

理解できていればどーってことのない問題、

それがわかっているかどうかを確かめる問題、

 

E母さん見事合格です。

当たり前ですね、

伊達にうん十年生きていないもんね。

 

一言だけ注文をつけるとすれば、

 

学校から公園までの道のりを

直線ではなく

うねりくねった道中にして欲しかったです。

 

そして最後のNo4

問題

4MX21

8時20分から、9時30分までの間で、

時計の長い針と短い針がぴったりと重なるのは何時何分でしょう。

(答えは、何分の部分は分数になります)

 

 

 

作品です。

粘りに粘って、

考えに考え、

いろいろな方法を使ったけど、

ダメでした。

 

ノート5ページにわたっての作品

最後まで絵図で解いてやるんだっていう

闘志がメラメラ、

ひしひしと伝わってきました。

 

じっくり丁寧に

説明をさせてもらい、

納得してくれました。

 

「単位量」あたり

変化することによって

そのほかの事象が

どのように変化するのか、

これを絵図で気づき、納得、快感

して欲しいです。

 

E母さん、

実感、快感できたでしょうか。

 

このような感じで

第一回目の

E母さんの「どんぐり母さん養成ウェブ講座」は

無事終了しました。

 

この「どんぐり母さん養成ウェブ講座」ブログは

第二回、第三回と続きます。

これからもよろしくお願いいたします。

 

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「どんぐり問題」(絵で解く算数文章問題)って何?

こちらで解説しています。