「満点なんて取る必要ない!」

 

満点を取りに行く

 

聞こえはいいが

 

これはなかなかできないこと

 

ズバリ、

才能がなければ無理です。

 

100メートル走で10秒切りたいです!

無理です!

 

これと一緒。

 

「テストで100点取りたいです!」

 

「気持ちはわかるが、

君には無理です。

80点にしておきましょう。」

と、私は正直に言います。

 

これって残酷でしょうか。

 

酷いでしょうか。

 

内心無理と思っていても

「そうか、その意気込みで先生と一緒に頑張ろう!」

って励ますほうがいいでしょうか。

 

無理なことは無理とはっきり言ってあげる方が

本人のためになると思います。

 

そしてその努力を他のことに向ければいい。

 

100点取るつもりで頑張って、

90点ならいいじゃないか。

 

そして頑張ったんだから、

その努力は無駄にはならない。

 

いいえ、

その努力は無駄になったんです。

 

100点取るつもりで頑張ったのなら、

100点を取らないといけません。

 

頑張って取れなかったのなら、

君の目標設定が間違っていたということ。

 

今の君の学力、

そして学習能力を見誤ったということ。

 

と、

塾長さんは思います。

 

と書いたところで

以前私は

「定期対策スペシャル授業」を

受講した生徒に、

彼の意気込みに感動して

「英語で満点取らせてやる」と言って

取り組んだことがあったことを思い出しました。

 

その生徒さんの結果は97点、

私が彼の学力を見誤った結果でした。

 

 

 

冷静に考えると、

 

満点なんて取る必要はないと

最近は思います。

 

どうして満点を取りたいのか。

 

95点ではダメですか。

90点ではダメですか。

 

どんなテストであれ、

90点を取る。

こう思うようになりました。

 

但し、

まだ90点越えをしていない子どもに対してです。

 

そして今は

90点を目指してもいいと

思える子たちに育てたい、

 

そういう子たちを指導したい、

それが塾長さんの本音。

 

満点目指すのは

はっきり言ってかなり神経質にならないといけません。

 

テスト範囲を隅から隅までチェックして確実に覚える、

 

この作業ってしんどいです。

 

中学時代それを実行し、

実際満点を続出させていた

塾長さんは経験済みです。

 

 

そこまで頑張る必要なんてないです。

 

 

余裕で満点が取れる子なら別ですが。

 

 

余裕で満点の取れる子、

 

そうそういないでしょ。

普通の子はそうなろうと思わない方が賢明です。

 

自分の今の学力を

正確に評価して、

 

今より少しだけ学力がアップするところに目標をおき

その目標達成に向けて頑張る。

 

そして目標を達成する。

 

その成功体験の積み重ねを続ける。

 

これがいいと思います。

 

「期待は、あらゆる苦悩のもとである」

          byシェイクスピア