「どんぐりE母さんの軌跡その8」

 

いよいよ今回が最終回です。

ワーキングママのE母さん、

お疲れ様でした。

 

さすがいつも頭を使ってのお仕事をされている母さん、

頭は衰えていませんね。

 

教えられたことはすぐに吸収し、

使えるところは流石です。

 

ただ、

日常が忙しいので、

「絵で解く算数問題」に取り組むときの

頭の切り替えに少し苦労されたようでした。

 

だけど、

とてもナイスなお母さんでした。

 

では作品紹介です。

 

 

No32、問題です。

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毎度のことですが、

ハム太郎はパンを齧(かじ)りながら

午前8時半に家を出て分速120mの速さで学校に向かい、

始業時刻の5分後に教室に滑り込み、アウトで遅刻でした。

(あき)れた先生は、

ハム太郎に「分速150mで来れば、

始業時刻の5分前に着くので

明日からは分速150m以上で走って来なさい」と言いました。

ハム太郎の家から学校までは一体何kmあるのでしょう。

また、ハム太郎の学校の始業時刻は何時何分なのでしょう。

 

 

作品です。

驚き、桃の木、山椒の木ですね。

 

お見事です。

 

この問題結構難しいですよ。

 

それをサクッと解いちゃってます。

 

絵図を見れば理解できていることがよくわかります。

 

グッドです、ナイスです。

 

では次です。

No33、問題です。

キャベツ小学校のアオムシ教室で若葉食べ競争をすることになりました。

そこで、クラス全員をグループ分けすることになりました。

ところが30人ずつのグループに分けると、20人余ってしまい、

グループの数は同じままで、

グループの人数を32人ずつにすると2人足りなくなるそうです。

ということは、アオムシ教室の生徒は皆で何人なんでしょう。

 

 

 

作品です。

これまたグッドですね。

 

E母さん曰く、

「最初問題を読んだときはよくわからなかったけど、

絵図にすることによって

頭の中が整理され、

すんなり理解できました」と。

 

 

そうなんですね、

これが絵図の力ですね。

実感されていますね。

 

では、次です。

 

 

No34、問題です。

中学数学より1問目

「太郎さんは、家から2000m離れた学校に徒歩で通っています。

太郎さんは、85分に家を出て、分速70mで歩いていたが、

学校の始業時刻に遅れそうになったので、

途中から分速120mで走ったところ、

830分に学校に着きました。

太郎さんが走った時間は何分間でしたか。」

 

 

作品です。

方程式を使わないでどうやって解くのか、

苦労されました。

 

方程式ならすんなりと解けるのにと仰っていました。

 

数字が一つ変われば、

他の事象はどう変わるのか、

その規則性を見つければ解けます。

 

E母さん、

ナイスでした。

 

次です。

No35、問題です。

中学数学より2問目

A地を出発して18㎞離れたB地へ自転車で行くのに、

ちょうど予定時刻に着くように時速12㎞で走っていたが、

途中から時速16㎞に変えたため、はじめの予定より10分早く着いた。

時速12㎞で走った道のりは何㎞ですか。」

 

 

作品です。

この問題もNo34と同じように考えれば解けるでしょう。

 

私の解説を聞いて、

至極納得してくれました。

 

いよいよ最後の作品紹介です。

 

No36、問題です。

これも中学数学より3問目

「田中さんの家から山口さんの家まで行く道は上り坂で、

その道のりは1.2㎞である。

田中さんと山口さんは、本を交換するために、

それぞれの家を同時に出発しました。

2人は、出会った地点で本を交換し、すぐに引き返した。

田中さんの歩く速さは、

行きは分速40m、帰りは分速80mであり、

山口さんは、

行きは分速80m、帰りは分速40mであった。

このとき、どちらが何分早く家に着きましたか。」

 

 

 

作品です。

問題文を読み、

絵図で表し、納得してから、

式で解いてくれました。

 

グッドですね。

 

E母さんには、

両者の速さが1:2ということを利用しての

もっと簡単に解ける解法を教えました。

 

如何に考えれば、

一見複雑に見える問題を、

簡単に、わかりやすく、解けるのか、

 

これを常に意識して

問題に取り組みましょうと

アドバイスしました。

 

このあと、

できなかった課題問題、

中学数学より4問目

「正夫君は、10㎞のランニングコースのスタート地点を出発し、

時速12㎞で走ったところ、足に痛みを感じたので、

コースの途中からゴール地点までを時速4㎞で歩いた。

このとき、

スタート地点からゴール地点に達するまでにかかった時間は、

時速12㎞で走り抜いた場合とくらべ、10分長かった。

正夫君が走った道のりと歩いた道のりはそれぞれ何㎞でしたか。」

 

を、一緒に考えました。

 

これらの中学数学より抜粋の問題は

絵で解くための問題ではないので

少し難しかったと思います。

 

あえて挑戦してもらいました。

 

そしてこのウェブ講座最後の問題として

E母さんからもリクエストがあった

「速さ」問題の鉄橋を渡る問題に

取り組んでもらって終了しました。

 

中学数学よりラスト問題、5問目

 

「電車が鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでにかかる時間は、

長さ120メートルの普通電車では32秒であり、

長さ150メートルの特急電車では17秒であった。

また、特急電車の速さは普通電車の速さの2倍であった。

この鉄橋の長さは何メートルですか。」

 

どうですか、

この問題、

ちょっとした発想で

絵図にすればすんなりと解けちゃいます。

 

わかるかな。

 

E母さんの質問

 

「その発想力をつけるには

どうすればいいのでしょうか」

と、私に質問します。

 

塾長さんの回答

 

「常に考えることですね。

一つの問題に1週間は取り組む。

解けても、

他の解き方がないのか考える。

その積み重ねしかないと思います」

 

やはり、

実践、

そして経験しないことには

どうしようもないと思います。

 

 

以上で

E母さんの

「どんぐり母さん養成ウェブ講座」

は終了しました。

 

めでたし、めでたし。

 

「どんぐり母さん養成ウェブ講座」

ってどういったコース?

こちらでも紹介しております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!